周辺抑制【国分寺整体からだばらんす】

おはようございます。
院長の池田です。

「毎日痛みが移動する。」
「いつも違うところが痛い。」

そんなお声を患者様からいただきます。
実はこれは不思議なことではなく「周辺抑制」という体の機能が働いているからなんです。

人間はいくつもの痛みが同時に感じることができません。
重要な情報を神経細胞間で伝達する際、それ以外の情報は伝達しないよう周りの神経に抑制がかかります。

こうすることで体で一番重要な情報を早く伝達することができ、生命を維持することが可能になります。

ですから、痛い場所が移動するのではなく、一番痛い場所を「痛い」と感じ、施術することで一番痛い場所が軽減し、今度は二番目に痛かった場所が一番痛いと感じるようになります。

簡単なテストで例えば膝の痛みがあるときに、別の場所をつねったり、押したりして閥の痛みをつくります。そうすると新しい、一番痛い場所ができることで膝の痛みが軽減します。
こうした「周辺抑制」を応用することは施術でもよくあります。

よく、

「施術後、別の場所が痛み出した。」
「前の痛みがぶり返した。」

と訴える患者様がいらっしゃいますが、それはもともと色々な場所が悪くなっていた事がおおくあります。痛みが移動したり、新たに痛くなったように感じますが、それも治る過程での自然な体の反応なのです。

もちろん患者様のケースにより変わりますので、お気づきのことは何でもご相談ください。